台風15号の水道施設被害復旧について

くらし

 今回の台風被害においては、国土交通省中部地方整備局沼津河川国道事務所の緊急災害対策派遣隊(TEC FORCE)の迅速な支援と、町内外の関係各所のご助力により、町内全域断水が回避できました。

 9月8日から9日にかけて接近した台風15号により、白田川が増水し、取水場が甚大な被害を受けました。取水場から白田浄水場へ揚水する水が、住民の皆様へ供給する水道水の大部分を占めており、町内全域が断水になるところでした。

 9日正午過ぎに東伊豆町消防団が可搬ポンプやポンプ車により浄水場へ応急の揚水を開始し、その間、町内管工事組合が仮設のポンプを取水場へ設置し、浄水場へ給水を開始しました。しかし、それでも取水量は不足し、広域での断水は避けられない状態でした。

 19時過ぎに国土交通省の排水ポンプ車(協力業者:加和太建設・河津建設)が現地へ到着しました。その後、22時45分に設置が完了し、浄水場への給水が開始されました。これにより、浄水場への給水量が安定し、町内断水を避けることが出来ました。

 また、9日から11日にかけて、町内一部地域にて断水が発生していましたが、日本水道協会静岡県支部へ給水車の派遣要請をし、静岡市1台、島田市1台、富士市1台、沼津市1台、下田市2台の給水車と、河津町3台の給水タンク積載車により、断水した家庭や施設へ応急給水を行うことが出来ました。

 今回の復旧にご協力いただいた方々へ、この場を借りて御礼申し上げます。

【消防団 の可搬ポンプによる揚水】

消防団の可搬ポンプによる揚水.png

【白田川増水による護岸浸食陥】

白田川増水による護岸浸食.png

【国交省沼津国道河川事務所排水ポンプ車による揚水状況】

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