家屋の耐震診断
阪神・淡路大震災では、死亡した方の8割以上は、家屋の倒壊と家具の転倒が原因の圧死や窒息死でした。
昭和56年5月以前に建てられた旧建築基準の木造住宅は東海地震により倒壊する恐れがあると県の被害想定でも出されています。まず、我が家が地震に耐えられるかどうかを知る事が、自分や家族を守る為に重要です。
家具の固定
地震が発生すると家具が倒れたり、物が落ちたりします。
寝室や子供部屋の家具を固定するか、なるべく家具を置かない工夫をしましょう。
背の高い家具は付鴨居にL型金具で止めます。家具を壁に固定する場合は、壁の中に隠れている"さん"をたたいたり、芯材部分を探知するセンサーで見つけ、L型金具で止めます。
"さん"に固定出来ない場合は家具転倒防止板などを利用しましょう。テレビや電子レンジなど、置き台に乗せて使用するものは、台と本体を金具やベルトで固定します。冷蔵庫は背面上部などにある固定部分を使って柱などに固定します。家電製品は販売店やメーカーに問い合わせましょう。
防災Q&A
Q.大地震発生時や発生後に携帯電話は使えるの?
A.東海地震などの災害が発生すると携帯電話に限らず一般電話も回線が混雑してかかりにくくなりますので、出来るだけ使用しないようしましょう。
災害時には、NTTの災害用伝言ダイヤルが設置され、「声の伝言板」による家族などの安否が確認出来ますので、「171」をダイヤルし、ガイダンスに従って利用して下さい。