稲取漁港周辺整備推進部会が工学院大学学生の提案を受けました。

かわらばん

平成24年2月2日、東伊豆町産業団体連絡会の稲取漁港周辺整備推進部会が、下田土木事務所港湾課を通じて工学院大学の西森教授の研究室にお願いした稲取漁港周辺整備に関する提案がまとまり、その報告会が開催されました。

役場の研修室において、町長、副町長、推進部会の委員である商工会、観光協会、漁協、農協、港の朝市関係者、また地元区長、下田土木事務所のほか、南伊豆町の役場、商工会、漁協関係者約50名が集まりプレゼンテーションに注目しました。

 

稲取港周辺の模型を前に、スクリーンに「漁港再開発を中心とした稲取まちづくりプロジェクト」を映し出し、まず西森教授が稲取の町中の現状調査結果を発表し、その後に学生が全体提案を行い、続いて施設に関する提案を行いました。

稲取の港は「海を背に湾曲した海岸線に沿って白い小舟が何十隻も景色は、計画的に作られた都会の港では見ることの出来ない風景だ。」としてこの風景を更に際だたせるために建物のトーンを落としたり、ロウソクの火などでライトアップすることや、松が稲取のポイントとなっているのでそれを活かしたまちなみを提案されました。

全体提案では漁港周辺を「街の核エリア」、どんつく神社を中心とした「散策エリア」、文化公園を中心とした「歴史・文化エリア」と区分しました。

続いて漁港周辺マスタープランと東の堤防から新堤防にかかる部分のポケットパークの提案、最後に現漁協支所付近に設けるシンボル施設(メインステーション)の提案がありました。

特にメインステーションの大屋根については非常に斬新で、存在感は抜群でした。また、ポケットパークについては住民はもとより観光客の方々が散策や憩いの場所となる施設でした。


 
部会では、現在県が行っている稲取漁港整備工事に続けて、この提案が実現できるよう検討を重ねていく予定です。



この模型は役場ロビーに展示してありますので、ご来庁の際にご覧ください。