日本盲導犬総合センターに行ってきました

かわらばん

財団法人日本盲導犬協会の訓練施設日本盲導犬総合センターは、
富士宮市にあります。母犬、子犬、訓練犬、引退犬たちが、
富士山麓の美しく豊かな自然の中、暮らしています。
生涯学習講座「東伊豆町なんでも学級」で見学に行きました。


盲導犬は目の不自由な人が行きたいときに行きたい場所へ
出かけられるように、安全に歩くための手伝いをする犬です。

★身体障害者補助犬法をご存知ですか?
平成15年より全面施行されており、
病院や役場など不特定多数の人が利用する施設において、
盲導犬や介助犬などの同伴受け入れを義務づける法律です。 




「トレーニング棟」にて、日本盲導犬総合センターの方が、
PR犬と一緒にユーザーの誘導、
盲導犬の訓練の方法などを実演で見せてくれました。
盲導犬についてのお話の後には、質疑応答の時間が設けられており、
ひとつひとつの質問に丁寧に答えてくれました



「施設内のトイレ」


弱視の方が使いやすいよう白と黒ではっきりわかりやすい色調になっています。



「引退犬棟」


盲導犬は10歳(人間の年齢では60歳くらい)をすぎると引退しなければならないそうです。
この時は、3匹の引退犬がゆったりと暮らしていました。





「親子棟」


将来の盲導犬の卵たちです。
生後2ヶ月から1歳になるまでの約10ヶ月間、
パピーウォーカーと呼ばれるボランティアの家庭で過ごします。








「子犬棟」


1歳をこえて、センターで訓練中の犬たち。
皆、りりしい顔をしていました。



「盲導犬応援ベンチ」


盲導犬ユーザーの方や支援者などの写真がタイルになった盲導犬応援ベンチがあります。




「盲導犬 千歳号」

盲導犬といえば「レトリバー」のイメージがありますが、1939年にドイツから輸入された盲導犬はシェパードでした。「千歳号」はこの時、輸入された盲導犬の子どもだったといわれています。
施設内には千歳号の剥製があり、後輩
(盲導犬)達を見守っています。
千歳号には3月までこの施設にいます。


もしも町で盲導犬に出会ったら・・・

そっと見守ってください。
声を掛ける場合は、犬(盲導犬)ではなく人(ユーザー)に
声を掛けてくださいね。